渡り切った先の十字路を左へ折れて、そのまま真っ直ぐ南へ下れば、駐留軍本部の真ん前へ出る筈だ。
橋を下った勢いで、そのまま十字路まで駆けていく…が、その道の入り口は軍用車両で封鎖されていた。
交差点から爆心地までは、直線距離で1キロ未満。
封鎖区域に引っ掛かっているのだろう。
(仕方ない…)
カメラとバッグを抱え直して、再び駆け出す。
次の曲がり角を目指して。
そこに細い抜け道があった筈だ。
そこをショートカット出来れば。
だが期待は空しく打ち砕かれる。
次の十字路も、路地の入口は地元イラク人の警官隊で封鎖されていた。
脱力感に襲われる。
足を止めた途端、太股が小刻みに震え出した。
しばらく膝に手を突いて、前屈みになって呼吸を整える。
と。
「どうしたんだ?」
若いアメリカ兵が声をかけてきた。
先程の橋にいたアメリカ兵と同じACU(陸軍戦闘服)。
胸のポケットには、リック=グライムズと書かれている。
階級は特技下士官。
アレックスはプレスパスを見せながら、荒い息で言う。
「アメリカのフリーランスのジャーナリストだ…爆発現場にアクセスしたい」
橋を下った勢いで、そのまま十字路まで駆けていく…が、その道の入り口は軍用車両で封鎖されていた。
交差点から爆心地までは、直線距離で1キロ未満。
封鎖区域に引っ掛かっているのだろう。
(仕方ない…)
カメラとバッグを抱え直して、再び駆け出す。
次の曲がり角を目指して。
そこに細い抜け道があった筈だ。
そこをショートカット出来れば。
だが期待は空しく打ち砕かれる。
次の十字路も、路地の入口は地元イラク人の警官隊で封鎖されていた。
脱力感に襲われる。
足を止めた途端、太股が小刻みに震え出した。
しばらく膝に手を突いて、前屈みになって呼吸を整える。
と。
「どうしたんだ?」
若いアメリカ兵が声をかけてきた。
先程の橋にいたアメリカ兵と同じACU(陸軍戦闘服)。
胸のポケットには、リック=グライムズと書かれている。
階級は特技下士官。
アレックスはプレスパスを見せながら、荒い息で言う。
「アメリカのフリーランスのジャーナリストだ…爆発現場にアクセスしたい」


