「俺も特別にしてよ…」



「何言ってるの??早く離して~!」



全然離れてくれない。
男の人って力が強すぎる。



「離さない。」



「助けて~!」



もうダメだ…誰も助けてくれない。
私が諦めかけた瞬間…




ふわっと違う人の腕の中に移動したと
思えば聞き覚えのある声がした。




「な~にしてるの??こいつ嫌がってたよ??」




「ゆ、侑真……」