気がつけばもう午後7時だった。 悠紀くんの家の臭い。 この腐臭は、どこから来るんだろう? 何かを腐らせてるのはわかる。 ただただ強烈だった。 慣れたとは言っても、一度家から出ると、空気が新鮮だ。 それがどうも、悔しかった。 消臭剤でも置いておこうか。 でも悠紀くん、どう思うだろう? 思えばこのリビングとトイレ、風呂以外の部屋に入ったことが無かった。 一度でいい、覗いてみたい。 人間の心理は、そういうもんでしょ。 何を見てしまっても私は受け入れる。 そう決めたからこそ…。