嬉しかった。飛びついて、ギュってしたかった。 それくらい、安心して、悠紀くんを信じた。 次の日から、学校を頑張って行くようになった。 陽人のことも無視するようにした。 陽人も陽人で、私を避けるようになった。 しばらくして、私は陽人に別れを告げた。 「今までごめん、やり直したい。」 陽人が、泣きそうな声で言った。 でも信じなかった、信じられなかった。 無理、って、陽人の目の前から消えた。 もう絶対、会いたくない。