小春のお葬式が終わって俺は一人家までの道を歩いていた。



少し前まであんなに笑っていた小春の笑顔がもう見れないなんて思ってもいなかった…



悲しいのに、心が追い付かなくて涙が出ない。



雪菜も海斗も目がパンパンに腫れてしまうほど涙を流していた。



小春からもらった手紙を握りしめて俺は家まで少し急ぎ足で進んだ。