「これ、小春から」



俺はそういって『雪菜へ』と書かれた手紙を渡した。



「これ…って」



驚いたように目を開き、涙を静かに流す雪菜。



「秋也にも」



目を伏せこくり…と頷いた秋也。



そんな二人の姿に俺も涙が出そうになった。、