数日後、小春のお葬式が開かれた。 改めて、小春はもう…いないのだと実感した。 棺桶の中で眠る小春は、静かに笑っているような気がした。 「小春…」 「海斗君」 後ろから聞こえた小春とよく似た声が俺を呼んだ。 「お母さん…」 コレ、と差し出されたそれは、小春の字で綴られている手紙の様だった。