pure love~君に恋した365日~




「こは…る…?」



チラリと視線をこちらに向けた小春は痩せこけていて、本当に病気なんだと改めて実感してしまう。



「ヒューッ… ヒューッ…」



酸素マスクの中で苦しそうに息をする小春。


胸に何かが押し上げるような気持ちになった。




…俺が泣いてどうすんだっ!


そう自分に言い聞かせ、小春の手を握る。