――――――がらっ。 扉の開く音がしてちらりと目をやるとコンビニの袋をぶら下げた海斗と秋也くんだった。 「雪菜…寝てないんだろ、休みな」 秋也くんがいつもより優しく雪菜に言った。 「…うん」 「小春、ほらお前の好きなプリン買ってきたぞ!」 海斗が明るい声で私に呼び掛けた。