あれからどのくらい時間がたったんだろう。



泣きつかれてしまった私は、いつの間にかねてしまっていたらしく



起きたときには自分の病室にいた。



見慣れた真っ白な天井を見上げ、ふと手のあたりの温かさに気が付く。




「ん~…」



眠っている海斗がいた。



夢じゃなかった。



海斗の少しふわふわした髪を撫でながら少し前のことを思い出す。