亜夢ちゃんが少し嬉しそうに零す。 「そうなんだ!確か、お兄さんがいるんだったよね?」 「うん、そう。小春と同じ年だよ」 初めて会ったときはクールな印象だった亜夢ちゃんは、少し微笑んで私に話しかける。 そんなちょっとしたことが私を癒してくれるんだ。 「会ってみたいな~…」 ふと、口から出た言葉に亜夢ちゃんは私の手を取って言った。