可愛らしい見た目とはうって変わって、その子から発せられた言葉はとても冷たかった。 「あ…えっとその…」 「用が無いならこっち見ないで」 ―――――すとんっ。 私はその子の座っているベンチの隣に腰かけた。 「はっ!?ちょ、何勝手に座って…」 「広場はみんなで使うところでしょ?」 なんてニヤリと笑ってみる。