pure love~君に恋した365日~




「ごめんねっ…!」



分かりやすい作り笑いだったかな。



鞄をもって私はお母さんに電話を掛けながら昇降口へ向かった。



30分もしないうちにお母さんが来て、いつものように言うんだ。




「頑張ったね」




ぷつん、と私の中の何かが切れた音がして、



私はお母さんの腕の中で泣き崩れた。



どうしたらいいのかわからず、ひたすらに泣いた。