「久しぶり、小春」 雪菜の肩の隙間から見える海斗は、前よりも元気がなさそうだった。 …ごめんね海斗。 「もう!心配させないでよ!どれだけ休んでるのよ~」 冗談のように言っている雪菜。 「雪菜、ごめんね」 雪菜の目からあふれる涙を拭いながら何に対してかわからない『ごめんね』を言った。