外に出ると海斗と秋也君はもう準備を始めていた。 波風の当たらないところに火を灯してくれ、砂浜にはたくさんの手持ち花火と打ち上げ花火。 見たことのない花火なんかもあった。 「よっしゃー!始めるか!」 雪菜が大きな声で叫んだ。 『おーっ!』 それに、私も海斗も秋也くんも続いて叫んだ。