「ねえっもっと深いところまで行こうよ!」 「ちょっ…!引っ張るなって!」 ぐいぐいと海斗の腕をつかんで、もちろん私は浮き輪を片手に奥へと進んでいく。 「んふふ~」 鼻歌交じりの私に 「ったく…しょうがねぇな」 そういいながらも優しく笑った海斗は世界で一番輝いて見えた。