合宿に行ったのは5月。 それから2か月ほどたった。 春気分だったのは猛暑に侵され、出てくるのは愚痴と汗ばかり。 「暑い~…」 自前のうちわでパタパタと仰ぐ雪菜。 隣の席の秋也くんは相変わらず茶色の髪を横に流している。 変わったのは、制服。