体が大きくなっただけで、ひとつも変わっていない。
さすが、小学校から一緒の幼馴染だ。
そんな中急に、康太は詩織にギラギラとした視線を向け、間に挟まれている私などお構いなしに身を乗り出してきた。
私は思わず唇をぐにゃりと歪める。
あろうことか、四つん這いになった康太の手が私のあぐらを踏んづける。
「いや、毎日祭りがいいよ。詩織もメイド服着てくれよぉ。クラス一、ううん、学校一絶対似合うから」
「似合わないし、恥ずかしいよ。だから着なくて済むように調理係になったのに……」
詩織は怯えた小動物みたいに身を縮め、メガネの奥の揺れる瞳で私に助けを訴えてくる。
「詩織を困らせるな、スケベ康太。それから! 人を踏むんじゃねえ!」


