「まぁまぁ落ち着いて」
「落ち着いてられないよ!なんでそんな落ち着いてるの!忘れたの!?」
忘れてないよ 忘れられるわけないよ
ただ、あんな風に冷たく返しちゃったのは
『優奈ちゃんこそ入学おめでとう!がんばったね!これからもずっと一緒だよ!』
「舞織…ちゃんと覚えてくれてたんだ…」
優奈も覚えてくれてたことが嬉しくてなんかちょっとむず痒いような恥ずかしいような感じがして
からかうみたいな言い方しちゃったんだ
ほんとはとてつもなく嬉しかったのに
いつまでたっても私は素直になれなくて
私はちっとも変わってないあの頃から止まったまんま
優奈はそんな私でもずっと一緒にいてくれてる
ほんと…私にはもったいないほどの友達だ

