マシェリ

~中学3年生・7月20日終業式~


「あ~あ、明日から夏休みかぁ……部活もないし何しよ」


そんなことを言っているあたし達も、4月からは中学三年生となり、そして引退試合は男子も女子も1試合目で敗退。


そうあたし達は7月の13日に部活を引退した。



やっぱり咲のいなくなった部活は、みんなにかなりのダメージを与えた。


磯貝先生もその中の一人で、今年の代は結構な活躍ぶりを見せていただけに、期待も大きかっただろう。

先生すら、魂が抜けてしまったような感じだったこの4か月間。


「そだね、受験かぁ……はぁ嫌だ」


まひろの横でそう話していると、隣のクラスがざわつき始めた。


「ん?なんだ?」
「なんだろ」


開いている窓の方から聞こえて来るその声に、あたしとまひろは、窓から顔を出した。


「えっ、さく……」


グラウンドから校門の方へと向かっていく咲は、後ろを振り返りながら、みんなに手を振っている。


「え?どうゆうこと?何があったの?」


まひろがそう言いだした瞬間に、あたしは隣のクラスへと駆け込んだ。


そう、咲はクラス替えをしてから4組になり、あたしは3組で隣だった。


けど、なんだか咲との関係はぎくしゃくして、部活をしていたあたしは咲と顔を合わせることさえもなかった。


話なんて全然していない。


嫌な予感がして「咲に何があったの?」そう女の子を捕まえて話すと「えっ?」と驚きを隠せないような顔をした。


そして、周りでヒソヒソと話し始めている女子達もいる。


その時、咲と同じバスケ部だった横田くんがあたしの所へ駆け寄ってきた。