マシェリ

「工藤と連絡着いた?」

お弁当を食べようと、まひろがあたしの机の処にイスを持ってきた。


「それがね、メールも電話もダメ。でもきっと寝てるんだよ!咲だって人間だし」

「え?いきなりのポジティブ発言!!どうしたのよ。笑」


そう、咲は強い。


精神面だって、バスケだって、咲にマイナスのところがないってくらいに完璧なんだから。


「さて!!もう少しで試合だし、お弁当食べて午後からの部活頑張ろ!!咲にまた試合終わった後グチグチ言われたくないし」

「そだね、じゃお弁当食べよ!!」


そう言うと、まひろは、あたしの机で自分のお弁当を広げる。


あたしも、バッグからお弁当を取り出せば、同じように広げた。



咲に褒められるように、あたしは部活を頑張ろう!!


いつも試合の後は、真剣な顔をして、ここがダメだ。とか、あそこは、あ~しろ!!とかうるさい咲。


まぁ、咲からしたら言いたくもなるんだろうけど……


首に下げてある❝7❞のペンダントをワイシャツの下から取り出すと、それを強く握りしめた。

その時、咲からのメールを知らせる呼び出し音が制服のポケットから聞こえてくる。


咲だっ!!!


その瞬間、急いで箸を置いて、携帯を取り出せば、そのメールを開いた。


【ナツキ~ごめんなぁ~爆睡してたわ】


「やっぱり」


【だと思ったよ~体調はどう?】


【え?俺だぜ?誰に言ってんだよ!絶好調!!】


そのメールを見て、咲らしいと思いながら、自然と笑みがこぼれた。