「蓮…」



俺はそのまま体重をかけて、ゆっくりとベッドに倒れた。



腕の中で蓮の身体が強張る。





だって…俺になにされてもいいんだろ…?





もう、マジ幸せすぎるから。



これは熱がみせた夢でした…なんてがっかりしないように、





「キス…したい…」





微かに強張った身体に俺はさらに力をこめた。



腕の力をゆるめて、蓮のあごをくい、と持ち上げた。



わ、すげぇ泣きべそ。



蓮も恥ずかしそうにして、視線を合わせようとしない。



そんなところも可愛くて仕方なくて、



続けた声は、掠れてしまう。





「な…。

していいか、キス…」