そういや俺、鍵かけたっけ?
たしか昨晩帰ってきてからは、ずっと家から出てなかったけど…。
足音が聞こえる
泥棒か…?
けど足音は、慣れた様子でまっすぐに階段を上ってくる。
軽い足音だ…。
今はちょっと遅いけど…スタスタとした聞き覚えのある足音。
俺は重い身体を動かして起き上がった。
その拍子に、枕元のスマホが目に入った。
なんとなく気になって画面を見ると、
そこにはラインが入っていて、スタンプがひとつ表示されていた。
あんましかわいくないウサギがめそめそ泣いていて、その横に
『ごめんね』
と文字が吹き出している。
それは、蓮からのラインだった。
その瞬間、部屋のドアが開いて、制服を着た女が姿を現した。



