「『幼なじみだから』ってだけで、蒼くんの想いに向き合おうとしないのは失礼だよ。

蒼くんは、ずっと純粋に蓮だけを想ってくれてたんだよ?
あんなにたくさんの女の子からモテて、新しい恋をするチャンスはいくらでもあるのに。

そういう彼の誠実な気持ちに、蓮はちゃんと答えてあげなきゃだめなんじゃないの?
もっと真剣に、自分の心と向き合うべきなんじゃないの?」





『…俺は、おまえに認められるために努力してきたんだ。
その俺に、ちゃんと報いることしろよ…!』





明姫奈の言葉と、昨日の蒼のとが重なる気がした。





みんな、重いこと言うよな…。



恋に疎い私には、受け止めきれなくてダメージだよ…。



それだけ私が『ガキ』だった、ってこと…?



凹むな…。