チラと横目で見たけど、蒼は平然とソファから私を見ている…。 「蒼は、遅くなるってだけで…」 『あらそう? 私がかけ直すって言ったから、詳しくは説明しなかったのね、きっと。 まあいいわ。 実はね…』 不安を通り越した恐怖を、じわじわと感じ始めていた。 美保ちゃん… 帰って来るよね…? 『急に本当に悪いんだけど、出張に行かなくちゃならなくなったの』 「……」 『それも、一週間近くなんだけど…』 「え…」 う、そ…。