「は…?」 なに言って…。 キス…!? からかうにもほどが…っ。 困惑する私の背中にまわる腕に、また力が入った。 落ちつけ…。 落ちつけ私…。 どうせ冗談だ…。 私が焦るのを見て楽しみたいだけなんだ…! きっと、すんでで止まる。 そして『冗談だよ』って、またあの意地悪な笑みを浮かべるに決まってる。 近づいてくる、綺麗な顔。 まだ…まだ耐えなきゃ… もうすぐ、止まるから…! ニッって、バカにするように笑うから…!