ずっと我慢してきたなにかを、やっと解放させたかのように、
腕の力はしだいに強くなって。
私のこめかみに埋めていた唇が、掠れた声でつぶやいた。
「ずっと…こうしたかった…。
ああすっげ…やわらけ…」
腕が動いて、腰や背中をそっと撫でる…。
「や…っ…!」
なんでそんなことするの…!?
くすぐったさを感じると同時に、蒼のさっきの言葉を思い出す。
「わかったって…そんなに丸くなってきたならダイエットするから…っ」
だからもうこれ以上からかわないでよ…!
けど、蒼は腕の力を緩めて私を見つめた。
「別にそんな意味で言ったんじゃない。
すげぇ幸せって思っただけ」
わけわかんない…。
わかんないよ。
おかしいよ蒼。
どうして、こんなことするの…!



