「なんかあったなら、力になりたい。」
真剣な眼差しを向けられて、嘘なんかつけないけど…
「本当に!なんでもないよ。」
笑いながら、そう言うしかなかった。
いじめのことを言ったとしても、心配をかけるだけ。
ましてや、沢田くんのことを説明するわけにもいかず…
ごめん、立花くん。
心の中でそう謝りながら、無理やり彼の腕を引いて歩き出した。
それから、駅の裏にある公園に移動した私たち。
自然と近くにあったブランコに揺られていた。
「連絡、なかなかできなくてごめんね。ずっと部活漬けでさ。朝は早いし、帰ってきたら疲れてすぐ寝ちゃってたから…」
「ううん、平気だよ。試合近いって聞いてたし。」
立花くんとは、家におじゃまして以来まともに連絡をとっていなかった。
久々だからか、少し緊張もする。
