「はぁ。」
思わずため息をついてしまう。
「どした?」
三浦はそう言いながら、不思議そうな顔で見てくる。
だけど、すぐに後輩の女の子たちから写真を求められて、無理やり連行されてしまった。
相変わらず、人気者だなあ。
--借り物競走に参加する選手の方は、至急アーチの前へお集まりください。
次の競技を知らせるアナウンス。
沙耶がちょうど帰ってきたことに気付き手を振ると、隣には三浦もいた。
「あれ、もう帰ってきたの?」
「ちょうど西原見つけたから、口実にまいてきたわ。」
そう言って笑うと、2人は私を挟むように椅子に座った。
「借り物競走って誰でるの?」
アーチから次々に入場してくる中、しおりをぱらぱらとめくる沙耶は一覧になった表を指でたどった。
