「やっぱり。」
そこにいたのは、沢田くんだった。
思わず声が出てしまい、ハッとした時には遅かった。
閉じていた目がゆっくりと開き、その瞳には私がうつった。
「ん、なに…」
彼は眩しそうに目を細めながら、体勢を少し起こした。
なにも考えずに来てしまったせいで、頭の中は真っ白。
「なんで、こんなとこでサボってるんですか。」
動揺しながら、必死に絞り出した言葉だった。
自分でも、何してるんだろうと思う。
こんなとこまで追ってきて、しつこい女だと思われそうな行動。
あんな噂もあったのに…
「別に、あんたに関係ある?」
機嫌悪そうにそう言う彼は、起こした体をまた元に戻して寝る体勢。
呆れた…
