「ねえねえ、ほんとに広輝の彼女ー?」
一人の男の子にそう言われ、何も言わずに一歩下がった。
よくよく見ると、立花くんと同じ制服。
どうしよう…
周りには下校途中の生徒でいっぱい。
すごい注目を浴びてる。
「うん!とりあえず、面白そうだから連行〜」
そう言われながら私は両腕を掴まれると、どこかへと連れて行かれそうになっていた。
「え!ちょっとっ!」
慌てて手を振り解こうとしても、男五人の力に勝てるわけもなく、引きずられるばかり。
立花くんっっ
私は心の中で彼の名を叫んだ。
その時、
ーーグイッ
突然後ろから回された腕に、勢いよく引き寄せられた。
「こいつ、俺の女なんだけど。勘違いしてない?」
