「そういえば、さっき何か言おうとしてなかったっけ?」
私が遮っちゃったから忘れてたけど、何か言おうとしてて私の名前がでてきたんだ。
思い出してそう言うと、立花くんは言いずらそうに目をそらし、ゆっくりと口を開いた。
「あの、さ。駅で一緒にいたのって、だれ?」
駅で一緒に…
そのワードで記憶を辿ってみると、一人の顔が浮かんだ。
「三浦??」
「うーん、その人かな?朝見かける時、一緒にいること多いから、彼氏…とかなのかなって。」
そう言うと、あーーっといきなり首を振り出した。
「ごめん、やっぱ忘れて!こんなん気にしてんのまじでカッコ悪い!」
そんな立花くんを見て、少し笑ってしまった。
「三浦はただの友達だよ?小学校から一緒だから、駅からよく一緒になるの。」
「そう…だったんだ。」
やっぱり内心は聞きたかったみたいで、少しホッとしたように言った。
