ちゃんと言わなきゃとは思っていたけど、言うタイミングを失ってた。
だから、まだ知らないはずなのに…。
そう思いながら、少し警戒してしまう。
すると、立花くんは慌てたように話し出した。
「あ、そうだよね、俺、ごめん!藍川さんと同じ高校いってるやつがいてさ。初めて藍川さん見た時制服一緒なの気づいて、それでその友達に聞いたんだ。あの、詮索するようなことして、ごめん。」
立花くんは正直にそう言った。
「なんだ、ビックリしちゃったよー!」
「ごめんね?」
「ううん!」
立花くんは笑顔で言う私を見て、ホッとしたように「よかった」とつぶやいた。
最初はちょっと驚いたけど、そういうことなら知ってるのも納得できるからね。
