「おい、あの子たちレベル高くね!」
「俺、白い水着の子、めっちゃタイプ。」
「ちょ、真ん中の子、超美女じゃん!」
西原と離れ、少し遅れて歩いていた俺の耳に、そんな声が四方八方から嫌ってほど聞こえてきた。
しかし、そんな周りの声になんて気づきもせず、海に向かって歩いていくあいつら。
藍川たち三人が来たおかげで、周りの鬱陶しい女たちは一気に引いていったけど、逆に男たちが寄ってきて、こっちは気が気じゃなかった。
俺らがいるから声まではかけてこないけど、一人にしたら絶対まずいことだけはたしかだ。
「ねえ、俺藍川さんと話したことないよねー。もしかして、はじめまして?」
そんな心配をしていた時、前を歩く藍川に、突然田坂が話しかけ始めた。
