「沢田くんも、行くんだよ?」
後ろの方で何気なく座っていた彼。
沙耶に振り返りながらそう言われ、小さな声で「だよな…」とつぶやきながら、仕方なしに歩いていった。
そうして彼らの後ろ姿を見ていたら、みるみるうちに女の子たちが群がり始める。
「相変わらずだね、あのモテっぷり。」
「さっきまで私たちがいたから無事だったけど、男だけになったらそりゃこうなるか。」
矢崎さんと沙耶はそう言って頷く。
そんな中、困っている三浦が向こうの方で手招きしているのが見えた。
「あ、なんか呼んでるよ?」
「仕方ない、助けてやるか。」
矢崎さんはそう言って立ち上がり、上着を脱ぎ始めると、沙耶もため息まじりに続いた。
