でも、そんな心配は必要なかったみたい。
「ちょっと私口実に使わないでよ!自分だって、海好きなくせにー。」
「里沙子、うるさい。黙って。」
そんな光景を見ていた田坂くんと遠野くん。
「沢田ってなんか……」
「「可愛い??」」
そう言ってハモって見せると、三浦と矢崎さんは大笑い。
つられて私と沙耶も笑ってしまった。
たしかに、今のは可愛いかった。
矢崎さんに海好きをばらされて、子供みたいな返しをして。
「はあ、来なきゃよかった。」
「もう沢田、諦めろ。行くぞ。」
ビーチボール片手に、沢田くんを無理やり連れて行く三浦。
だるそうにしながらも、なんだかんだついていく沢田くんを見て、安心していた。
