「うん、うん。何にもないよ。………うん、じゃあ、またね。ありがと。」
そうして電話を切った後、ふぅっと息をはきだした。
「すごい気遣って話すんだね、彼氏なのに。」
私を見ながら、ひじをつき少し困った顔をする矢崎さん。
「なんだって?」
「うん、いつもの確認だった。」
沙耶も、心配そうに私を見た。
「いつも出てた電話、全部彼氏だったんだ。」
「うん、最近毎日なの。前までそんな感じじゃなかったんだけどね、何か不安みたい。」
三浦の悩みとは別に、実は最近いろいろとエスカレートしてきていた立花くんの行動。
特にここ1週間はひどいものだった。
