「いや、さ…。まさか、こっち向くとは思わなかったから。」
そして出てきた言葉は、あまりにも素直で私も驚かされた。
「おーい、そろそろ仲直りできたー?」
ちょうどいいところに沙耶がきてくれて、私は思わず飛びついた。
「あー、うん!もう大丈夫!ね、三浦!」
「え?あ、ああ。」
「ねーお腹すいたよー。矢崎さん待ってるから、早く行こう。」
無理やりの笑顔で、半ば強引に沙耶の腕をとると、その場から急いで離れた。
「その様子だと、まだなんかありそうだね。」
沙耶に呆れたようにそう言われながら、私は心臓の音がどんどんと速くなるのを感じていた。
なんだろう、この感じ。
今まで三浦と話してて、こんなに緊張したことなかったのに…
どうして…
