「な、なんか言ってよ。」
そんな空気に耐えられなくなり、うつむきながら軽く彼の腕を叩く。
すると、ため息が聞こえてきて、ごつごつとした三浦の拳が軽く頭に刺激を与えた。
「いっ…。」
「気まずくしてんなよ、ばーか。」
「え、ば、ばか!?」
拳をのせられたまま顔が上げられず、恐る恐る目だけを向けた。
すると三浦は、ゆっくりと手を戻していく。
「お前、俺の数少ない親友だって分かっての対応か?それ。」
私はどう言葉を返したらいいのか分からなかった。
だけど戸惑いながら、必死に言葉を絞り出す。
「この前から変なの、三浦じゃん。」
「ん?」
「教室で、目あってそらしたの、そっち。」
私がそんなことを言うなんて、思ってもみなかったのかもしれない。
三浦は面食らったような顔で、口を開けたまま動かなかった。
