「それ、ひなたは聞いてどう思ったの?」
土曜の話をしてみると、あまり驚きもせず、冷静な沙耶。
「え、驚か…ないの?」
すると、タイミングの悪いことに、ちょうどチャイムが鳴った。
沙耶とは席が離れていて、話の続きはできなさそう。
手を振り合って、あいまいな状態のまま自分の席に向かう私。
ふと、一番後ろの列にある三浦の席を見た。
「え…」
小さな声が漏れると同時に、思わず立ち止まってしまった。
私が見た瞬間、三浦もこっちを見ていて、目が合った。
すると、向こうは慌てて目をそらして、顔を下に向けていた。
こんなの、まるで…
私は足早に席につき、不意に彼を見てしまったことを後悔した。
