「で、実際藍川さんはどーなの!?」
「三浦くんに告られたりとか、そうゆう素振りとかないの??」
二人は興味津々に聞いてきて、私はただただ動揺するばかり。
「そ、そんなありえないよ!三浦とは小学校からの付き合いだし、全然ないよ。」
そう言いながらも、心のどこかで土曜の出来事が引っかかっていた。
そろそろ次の授業も始まる時間。
あの二人はトイレに行き、沙耶と教室へ戻っていく。
「で?本当のとこ、何があったの?なんもないなんて嘘でしょ。」
確信をついてきた沙耶の目を見ていたら、やはり隠し事は出来ないと悟った。
「別に何があったってわけでもなくて、ただ本当にちょっとしたことっていうか…。」
私はそう言いながら、また思い出す。
--てか、お前が元気なかったら、笑顔にさせんの当たり前だから。
--藍川以外には言わねーよ。
