「てか、実際藍川さんに対する態度って、全然違くない??」
「え??」
突然出てきた自分の名前。
思わず反応してしまうと、片方の女の子がニヤニヤしながら私を見て言った。
「あれさ、絶対好きだよねー。」
そして、出てきた言葉に耳を疑う。
絶対、好き…???
一瞬にして、思考回路が停止した。
すると、もうひとりの女の子も楽しそうに頷き始める。
「わかるー!三浦くんって、クラスに友達多いのに、藍川さんのとこばっか行くもんね。」
そう二人の会話を聞いていたら、周りからはそんな風に見えていたんだと初めて知った。
私はそんな気持ちのまま隣の沙耶を見ると、特に表情一つ変えず話を聞いている。
