そもそも、犬なのか猫なのか、タヌキなのか。
あまりにも下手くそすぎて、笑わずにはいられなかった。
クスクスと笑っているのを気づかれて、沙耶が手元をのぞき込んでくる。
すると案の定、すぐに吹き出していた。
授業が終わり、たまらず二人で振り返る。
「ねー!なにこれ!なにこれ!」
「生き物?これ生き物!?」
二人で大笑いしながらそう言うと、三浦は「はー!?」と声を上げた。
「明らかにこれ、トラだろ!!」
描いた絵を指差しながら、堂々と言い張る。
しかし、顔を見合わせる私たち。
「トラー!?」
また笑いが止まらなくなった。
「お前らふざけんなよなー。」
そう言う三浦は、いつも通りの三浦。
やっぱり変に意識しすぎていただけみたい。
