ひなたぼっこ

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二年生になって、ちょうど二週間。


練習中の沙耶に会うため、バスケ部のいる体育館にきていた。

「す、すごい人だね。」

昨日行われた部活紹介。

その影響で、見学にくる一年生が絶えないらしい。

「ほんとだよ。ま、どうせ大半は三浦目当てだろうけど。」

沙耶の言う通り、三浦の周りには女の子でいっぱいだった。

そして、ゴールを決めるたびに歓声があがる。

みんな三浦を見てるみたい。


「ほんと、やっぱモテるんだね。」

「まあ、私にはわからないけど。一般的に見たらかっこいいんじゃない?」

「そっかあ、なんで三浦って彼女作らないんだろう。」


中学の頃は彼女が何人もいたのに、いつの間にかぱたりと付き合わなくなっていた。

告白されても断ってるみたいだし、すごく不思議だった。