ひなたぼっこ



三浦はいつもそう。

何かあると、必ず気を回してくれて…

今もこうやって、沢田くんがいなくて困ってるのを知ってて様子を見にきてくれたんだ。

心配してる素振りなんて全く見せないけど、何気なくそばにいてくれる。

優しさは十分に伝わっていた。


「ありがと。」

「ん?なにが?」

「ううんー、べーつに。」


分かってるくせにとぼけたふりして…

でも、そういうところも、三浦なりの優しさなのかもしれない。


結局、それから待っていても沢田くんの姿は現れず、時間だけが過ぎてしまった。

「三浦、さすがに部活戻っていいよ?私、平気だから。」

もうかれこれ、1時間は付き合わせてる。

私としては、話し相手になってくれて助かったけど、さすがにもうサボらせるのは申し訳なかった。