ひなたぼっこ



「やっぱりここにいた。」

不意に、そう言いながら近づいてきた三浦。

すると、後ろからはもう一人…、沢田くんだ。

この二人が一緒にいるところはあまり見ないし、珍しい組み合わせ。

「矢崎のこと探してたから連れてきた。」

そうした三浦の発言で、自分を探しに来たと分かった矢崎さん。

おもむろに立ち上がり、沢田くんの隣に立った。


「へえ、これがうちの高校きってのモテ女と二大王子。こうも三人並ぶと圧巻だね。」

すると突然、肘をつきながらそうしみじみと言ったのは、沙耶だった。

一方、言われた方はポカンとして、沙耶に視線を集める。

「なんだよ、いきなり。」

「だって、すごい注目浴びてるから。」

そう言われて、初めて気づいた。

みんな通りすがりに、ちらちらと見てはなにか話している。

やっぱり有名な三人が集まると違うんだな。