ひなたぼっこ



あれから、里奈と真希が私に近づいてくることはなかった。

クラス全員、噂を信じているようで、どこにいても疑いの目で見られる。

実際ここまできたらどうしようもないと諦めていた。


そんな時、

「りーさーこー!」

私を呼ぶ声が聞こえた。

顔を上げると、廊下から手を振っている沙耶と三浦くんがいた。

今の状況で、私に会いに来るなんて…

そう思いながら、渋々近づいていった。


「二人して何しに…」

私がそう言いかけると、三浦くんは近くの壁をバンッと叩き注目を集めた。


「矢崎は言うなっつったけど!あんな根も葉もない噂、聞こえてくるたびに腹立つんだよな!」

「ひなたへの嫌がらせ!止めてくれたの里沙子だって聞いたよ!?本当ありがとっ!!」


二人とも、私なんて見ていなかった。

教室中、いや廊下にも通るような大きい声を張り上げて…