◾︎ 里沙子 side
「やっぱあの噂、本当だったんだ…。」
「いや、だっておかしくない?」
「わかる。絶対ビビってやめたんだよ。」
廊下を歩くたび、そんな声が飛び交うのを耳にする。
ひなたちゃんへの嫌がらせがなくなってから二日経ち、私を見る目は一層ひどくなっていた。
犯人は矢崎里沙子。
そんな噂が流れた直後、嫌がらせがやんだ。
ここから推測すると、疑いの目が向きすぎて私が怖くてやめた。
そんなところらしい。
私は実際、人の目なんて気にしていないし、どんな噂が立とうと勝手に言っていればいいと思っていた。
だけど、ここまでありもしないことをコソコソ言われていると、さすがに腹も立つ。
それに、今回の犯人。
里奈と真希。
一年の時からなぜかどこに移動するにもついてきて、すごく友達だと強調したがる子たちだった。
