「藤堂先生。こんにちは。


今洗濯物が干し終わったところです。」





洗濯物を干すときに使ったたすきを解きながら藤堂先生の方へと向かう。





「いつもありがとな。


ところでさ、もし暇だったら出掛けねえか?


俺今日は非番なんだけど暇でさ〜。」





「はい!

ちょうど食材も足りていなかったので買い出しを兼ねてでもよろしいでしょうか?」





確か煮付けに使う大根とおひたしにする菜っ葉を切らしていたと思う。





「俺も手伝うよ!


そんでさ!その帰りにでも甘味屋に寄らねえか?」





(甘味……………?!)




甘いものに目がない私は





「ぜひ……!」





と目を輝かせたのだった。