そうだわ!自己紹介!
第一印象は大事よ。
ここで仕事するからにはしっかりと皆さんに認めて貰わなくちゃ!
すっと立ち上がり、近藤局長の隣に並ぶ。
ドキドキ…………
……緊張してきた…。
「本日からこの屯所で隊医として働いてもらう御堂優月くんだ!
また、土方の小姓も兼任してもらう。
彼は江戸の出身で、まだ京にも慣れていない。
皆、よろしくしてやってくれ!
では御堂くん、一言。」
きた!
頭のなかで並べていた言葉をつなぎ合わせる。
「江戸からきました、
御堂優月と申します。
この屯所で隊医として皆さんのお役に立ちたいと思います!
若輩者ですが、精一杯勤めさせていただきます。
よろしくお願い致します!」
ばっと頭を下げた。
ザワザワ......
隊医!?随分若いな…
細いな…あれで男なのか?!
おいすげえ美形だぞ!
周りの隊士たちが騒ぎ出す。